SHOCUTE

＜ソウル西部＞

【ショキュート】看板なし？！隠れ屋一軒家の絶品にんにくカルメギサル

アパートが立ち並ぶ路地の片すみ、窓ガラスに店名が書いてある程度で看板はありません。知ってる人でなければ入らないだろう、一見普通の民家。そんな隠れ屋的な雰囲気と、特性のにんにくタレで味付けされた、やわらかいお肉が人気で、地元の方でいつもいっぱいのカルメギサル専門店です。

メニューは“カルメギサル（갈매기살）”のみで、“味付き（양념/ヤンニョン）”と“塩焼き（소금구이/ソグムクイ）”の２種類があります。カルメギサルは日本で言うと、ハラミやサガリと言われる部分のお肉。どちらも最初は２人分（１人分200ｇ）から注文となり、追加は半分の100ｇでも可能です。来店者のほとんどが、“ 味付き（양념/ヤンニョン）”をオーダーするそう。韓国で“ヤンニョン”と言えば、コチュジャンや唐辛子ベースの辛い味が多いのですが、こちらでは玉ねぎや果物、生姜やニンニクなどで味を付けているので、全く辛くありません。お店の方いわく、生で食べても大丈夫なくらい新鮮なお肉を仕入れているので、焼きすぎないのが美味しく食べるポイント。練炭でゆっくり焼いていくと、ニンニクの香ばしい香りが漂い食欲をそそります。カルメギサルは脂身が少なく、美味しくないお店だと肉が堅い時もあるのですが、こちらのお店はやわらかくてジューシー！かじると、肉汁とニンニクの香りが口いっぱいに広がるんです。甘辛い下味がしっかりついているので、そのまま食べてもいいのですが、ごま油と塩につけたり、サービスで出てくる、ちょっと辛いネギの和え物や、細切り大根の酢漬けと一緒に野菜に包むのもおすすめです。

白いご飯（別注文1,000ウォン）にもよく合います。お肉をオーダーするとサービスで出てくる“味噌チゲ（됀장찌개/テンジャンチゲ）”も人気です。キノコや玉ねぎ、豆腐など大きめの具がいっぱい入っています。ちょっと辛いんですけど、その辛さが口の中のお肉の脂をすっきりさせてくれるよう。最初はサービスですが、おかわりする場合は別途料金（3,000ウォン）がかかります。

観光地からは少し離れていますが、金浦空港まで運行している地下鉄９号線沿線の駅から、歩いて10分程度のところにお店があるので、空港やソウルへ向かう途中にちょっと下車して・・・というのもいいかもしれませんよ。19時以降は混雑するので、その前の入店をおすすめします。

がっきー

在住歴　8年